八百屋のスーネ姉さん
今年初めに母のヨーロッパ旅行に同行した際、再訪したスペイン・バルセロナでは(その全ての人に会うのは叶わなかったけれど)会ってどうしてもお礼を言いたい人たちがいた。アパートの隣人マルタとその仲間たち、バルセロナの生活を何倍も楽しく心強いものにしてくれた現地の日本人の友人たち、そして八百屋のお姉さんと蚤の市の店主Jaferだ。
今年初めに母のヨーロッパ旅行に同行した際、再訪したスペイン・バルセロナでは(その全ての人に会うのは叶わなかったけれど)会ってどうしてもお礼を言いたい人たちがいた。アパートの隣人マルタとその仲間たち、バルセロナの生活を何倍も楽しく心強いものにしてくれた現地の日本人の友人たち、そして八百屋のお姉さんと蚤の市の店主Jaferだ。
先日、15日間かけて母とスペイン・フランスを旅してきた。
当初は父も一緒に行く予定だったものの仕事で都合がつかなくなってしまい、父も揃ってとなるといつ実現するか全く見えない。ここ数年で「行ける時に行かねば叶わない」ということがすっかり身に沁みていたので、とりあえずふたりで行こう!と昨年中に決めていた旅だった。
今年の3月から4月に掛けて訪れたチェコ滞在の1週間前の週末、インスタグラムを通じて不思議な連絡をもらった。
知らないアカウントから突然のDM。大抵はスパムまがいのものなのでスルー、でも、念のため。メッセージを見るとスパムらしからぬ文面。
先週は初めて訪れた松本の印象を民芸をキーワードに書いた。松本民芸館に行けば国内外の手仕事に出会うことができるけれど、本当は松本の街を歩くだけでも、「古き良き」人の暮らしの気配が感じられる場所が点在している。その多くは小売りのお店やカフェなどの小さな個人商店だった。
今年の夏、初めて松本市を訪れた。行きは新宿から高速バスで帰りは「あずさ」に乗って。行きのバスは渋滞で予定よりも1時間半遅い到着になり少しくたびれたものの、東京からのアクセスの良さに驚く。それでも大きな夏雲と北アルプスの山々が街からも見える景色は旅心くすぐるのに十分な非日常だった。