蚤の市便り(DAY5)
バルセロナも秋を感じる曇りの日が増えてきた。来る前は強い日差しがさんさんと降り注ぐイメージしか持っていなかったここにも、秋になると雨の日や風が強い日もわりとあることを知る。ヨーロッパらしいこういう灰色の日は、けっこう居心地がいい。高校卒業して東京に引っ越してからもうだいぶ経つのに、私はまだ新潟の不機嫌な空を頻繁に思い出している。
バルセロナも秋を感じる曇りの日が増えてきた。来る前は強い日差しがさんさんと降り注ぐイメージしか持っていなかったここにも、秋になると雨の日や風が強い日もわりとあることを知る。ヨーロッパらしいこういう灰色の日は、けっこう居心地がいい。高校卒業して東京に引っ越してからもうだいぶ経つのに、私はまだ新潟の不機嫌な空を頻繁に思い出している。
毎週木曜日から週末にかけて、バルセロナの大聖堂(カテドラル)前の広場でも蚤の市が開かれている。木曜日はエンカンツ蚤の市もおやすみなので早速行ってみると、いつもベンチや石の階段に腰掛けておしゃべりする人たちで賑わっている広場の中央に白いテントの蚤の市がこじんまりと出現していた。
週に4日開催されている蚤の市に連日出かけるとどんな様子だろう?2日連続で訪れてみた。普通の蚤の市は朝からお昼までに訪れるほうがお宝に出会える確率も高いのでうんと早起きしていくけれど、スペインの蚤の市はどうやらそうとも言えない感じがする。まず朝が遅い。だんだん集まる感じなので早い時間だとあまり活気もない。この日は私も出遅れて16時〜17時くらいに会場に行ったけれど、初日のお昼くらいよりもずっと人出もあって活気があった。出店も多かった気がする。
行く国行く街で蚤の市を訪れるのが大好きで、ほとんどメインイベントになっている。新鮮な朝の空気のなかぞろぞろとテーブルを出しているひとたちを見たときの高揚感はなんとも言えない。