、よりもひとりの人間で
先日、15日間かけて母とスペイン・フランスを旅してきた。
当初は父も一緒に行く予定だったものの仕事で都合がつかなくなってしまい、父も揃ってとなるといつ実現するか全く見えない。ここ数年で「行ける時に行かねば叶わない」ということがすっかり身に沁みていたので、とりあえずふたりで行こう!と昨年中に決めていた旅だった。
先日、15日間かけて母とスペイン・フランスを旅してきた。
当初は父も一緒に行く予定だったものの仕事で都合がつかなくなってしまい、父も揃ってとなるといつ実現するか全く見えない。ここ数年で「行ける時に行かねば叶わない」ということがすっかり身に沁みていたので、とりあえずふたりで行こう!と昨年中に決めていた旅だった。
20代半ばくらいまでの私は本当によく食べ、よく飲む人間だった。といってもアルバイト雇用が長かった私の収入は当時とても少なかったので普段からたくさん食べるわけではない。バイト先での賄いや誰かがご馳走してくれる時に食べる量が人よりも多いというくらいだったけど、とにかく食べるのでよく驚かれた。
幸せなことに、友人には恵まれてきたと思う。いじめに起因した不登校時代を含めても、私に大好きな友人がいなかったことは片時もなかった。その多くは女性で、とりわけ年上の友人が多い人生を送っている。
私的なベビーシッター体験を思い起こして書いた先日のブログは、私の予想と反して数日のうちに最も読まれた記事となった。普段インテリアや蚤の市について書くことはとても楽しいけれど、自分の心のなかのことを書くことは苦楽以前に必要なことなのかもしれない。自分にとってインテリアという言葉が物質を表しているのではないことを改めて思う。物も人間も記憶のような掴み所のないものさえも、インテリアのなかで溶け合っている。
赤ちゃんとほとんど無縁の人生を歩んできた私が赤ちゃんのシッターを頼まれるとはそれまで思いもしなかった。これは頼まれた当初私が子育てについて無知だったからこそ引き受けられた話であり、依頼主である友人と私のあいだに未知のことにともに挑戦できるほどの絆があったからこそできた話。知ってしまった今は、同じことを同じ熱量でできる自信はない。今日書くのはその赤ちゃんと私のあいだに起こった出来事。