蚤の市便り(DAY7)

蚤の市便り(DAY7)

年末の蚤の市は普段と違う顔を見せていた。常連のお客に加え、クリスマスの贈り物を探しにくる人たちがうんと増えることもあって、どの時間帯に行っても人が多い。出店者側も品揃えの雰囲気が違うし、古いものだけでなくクリスマスに纏わる雑貨やディナー用のテーブル用品を売るお店が増える。いつもここはカオスだけれど、クリスマスを前にしたお客の購買熱の高さも相まって、具の多すぎるスープ鍋のように混沌としている。

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蚤の市便り(DAY6)

蚤の市便り(DAY6)

久しぶりのお便りになってしまったけれど、蚤の市には相変わらず通っている。更新までのあいだ、2週間ほど蚤の市会場も閉鎖されたりもしたけれど、もともと半オープンエアな会場なので間もなくして再開されてほっとした。

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蚤の市便り(DAY5)

蚤の市便り(DAY5)

バルセロナも秋を感じる曇りの日が増えてきた。来る前は強い日差しがさんさんと降り注ぐイメージしか持っていなかったここにも、秋になると雨の日や風が強い日もわりとあることを知る。ヨーロッパらしいこういう灰色の日は、けっこう居心地がいい。高校卒業して東京に引っ越してからもうだいぶ経つのに、私はまだ新潟の不機嫌な空を頻繁に思い出している。

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蚤の市便り(DAY4)

蚤の市便り(DAY4)

とある日のエンカンツ蚤の市で、値切りすぎて雰囲気が悪くなってしまったことを帰り道ちょっと後悔しながら歩いていた。店主のおじちゃんやおにいちゃんたちの値付けは適当なことがほとんどで、そのものの状態を加味してくれたり、そのものの出自や来歴を添えてくれることもまたほとんどない。突然突拍子のない金額をいうことがあるので負けないでいると突然突拍子のない金額で決着がついたりする。不満そうな顔で袋に雑多に詰められて無愛想によこされる罪のないかわいい割れものたち。

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蚤の市便り(DAY3)

蚤の市便り(DAY3)

毎週木曜日から週末にかけて、バルセロナの大聖堂(カテドラル)前の広場でも蚤の市が開かれている。木曜日はエンカンツ蚤の市もおやすみなので早速行ってみると、いつもベンチや石の階段に腰掛けておしゃべりする人たちで賑わっている広場の中央に白いテントの蚤の市がこじんまりと出現していた。

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